ひとり息子かあさんのただの日記

ひとり息子との ただの日記

ご飯を作りたくない時に、ご飯を作ろうと思った

朝、ラジオを聞いていた。

コピーライターの方がゲスト。

そこで調べてみる。

コピーライター佐々木圭一氏。

 

「伝え方が9割」

という本を書き、売れたら、所属していた会社を辞めようと思って書きました。

とのこと。その後、フリーに転身されたそう。

この本の発行は2013年。

8年前を言えど、

読んで見たくなるじゃない!!

 

その中で、私が見つけた、今、私が欲しかった答えのようなものがあったので、

メモします。

ネット上で広まったアメリカのボブ・ムーアヘッドという牧師さんの文章だそうです。

佐々木圭一氏 訳。

 

この時代に生きる 私たちの矛盾

(中略)

情報を手に入れ 多くのコンピューターを用意しているのに

コミュニケーションはどんどん減っている

ファースト・フードで消化は遅く

体は大きいが 人格は小さく

利益に没頭し 人間関係は軽薄になっている

世界平和の時代と言われるのに 家族の争いはたえず

レジャーは増えても 楽しみは少なく

たくさんの食べ物に恵まれていても 栄養は少ない

夫婦でかせいでいても、離婚も増え

家は良くなったが 家庭は壊れている

 

忘れないでほしい 愛するものと過ごす時間を

それは永遠には続かないのだ

忘れないでほしい すぐそばにいる人を抱きしめることを

あなたが与えることができるこの唯一の宝物には 1円もかからない

忘れないでほしい あなたのパートナーや愛する者に「愛している」

と言うことを 心をこめて

 

あなたの心からのキスと抱擁は傷を癒してくれるだろう

忘れないでほしい もう逢えないかもしれない人の手を握り

その時間を慈しむことを

愛し 話し あなたの心の中にあるかけがえのない思いを分かち合おう

人生はどれだけ呼吸をし続けるかで決まるのではない

どれだけ心のふるえる時間があるかだ

 

 

というもの。

私、ご飯を作るのが、ほーんとに嫌になってたけど、

愛する人に食べてもらえる時間は、いつか終わりがあるのだと再認識した。

美味しい愛情のこもった(手はこってなくていいと思ってる)ごはんが与えるパワー。

大切にしようと思った。

何も大型商業施設に行かなくても、楽しみは作れる。

お金は稼ぎたいけど、お金に振り回されたくないとも思った。

お金に囚われすぎずに、生きたいと思った。

私が、息子に、毎晩、ベッドで言っている言葉が、

「生まれてきてくれて、ありがとう」しか言っていなかった時から、

「今日も生きていてくれて、ありがとう」を加えた日があった。

福島の震災で、幼稚園に送り出したきり、逢えなくなってしまった我が子を思う親の気持ちになって、この言葉を加えたけれど、

震災だけじゃないね、

事故であったり、

突然死だってあり得るしね、

本当に、今、こうして生きていてくれて、ありがとう、と

どんなに昼間、「もぉ!早くしなさいってぇ!」などと怒鳴って怒っていようと、

闇夜のパワーはすごい。心をスーーーっと素直にして言える私になる。

 

何を読んで、何を見て、どこで、キラー✨と自分に響く言葉に出会うか、わからないね。

いつも、そんなヒントを、ちゃんと汲み取れる私でいたいと思った。

 

今日も生きていてくれて、ありがとう。

生まれてきてくれて、ありがとう。

 

伝え方が9割

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